Stanesby Jr. Soprano in D, a’=422, 415Hz

 イギリスのロンドンで父 T.Stanesby Sr.(1668-1734)と共に活躍していたThomas Stanesby Jr.(1692-1754)によるD管ソプラノリコーダーです。いわゆるソプラノリコーダーはC管ですが、こちらは全音高いD管です。当時最も主流だったF管アルトリコーダーを基準として6度離れていることから、6度フルートとも呼ばれます。オリジナルはオランダのアムステルダムにあり(F.Brüggenコレクション)、総象牙製でかつ楽器全体に美しい彫刻が施されています。歌口に破損があるものの概ね良好な状態で、軽やかで可愛らしい音色が特徴です。J.BastonやW.Babellといったイギリスの作曲家たちは、D管ソプラノのための協奏曲を数多く書いています。

 当時Stanesbyが彫刻家に依頼するさい彫刻範囲を指定するために入れたと思われる目印が中部管の上下端にあり、当工房では外観のアクセントとしてこの装飾ラインを再現しています。また、a’=415Hz にするにあたって中部管を延長しています。

D管ソプラノリコーダー(6度フルート)のための協奏曲 ト長調 / Leonardo Leo

使用楽器:Stanesby Jr. Soprano in D, a’=415Hz(製作 平尾清治)

演奏:Lucie Horsch

COPYRIGHTS (C) 2019 HIRAO RECORDER WORKSHOP ALL RIGHTS RESERVED