Haka Tenor in C, a’=422, 415Hz

 Ricard Haka (1646-1705) はイギリスに生まれ、のちにオランダのアムステルダムに移り、1660年頃から木管楽器製作を開始しました。リコーダーの他にトラヴェルソ、ショーム、 オーボエ、 シャリュモー、バスーンなどを製作しています。バロックリコーダーの製作家としては最も古い年代で、初期には一本管のルネサンスタイプのリコーダーも製作しており、管楽器の三分割方式を始めた最初期のメーカーの一人です。その後のオランダを代表する製作家である J.SteenbergenやA.van Aardenberg、また彼の甥であるC.Rijkelらが彼に師事しています。

 このモデルは上野学園所蔵のオリジナルテナーリコーダーを基にしています。中低音は深く充実した響き、高音域は甘く上品で、全体的に音の立ち上がりが速いのが特徴です。また驚異的なことに、一般にテナーではF#が高くG#が低くなりがちなところ、このモデルはキー無しにも関わらずこれらの音程を完璧に取ることができます。オリジナルピッチはa’=422Hzで、中部管を延長することでa’=415Hzを実現しています。

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